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パソコン関連・電子部品関連の情報を調査・公開するサイト分解編 (FPCCAM01 富士通USBカメラEasyshot(FMV-NCCD1))
◆FPCCAM01
富士通USBカメラ 分解編
このUSBカメラは精密プラスドライバーがあれば簡単に
分解できます。
■インストール編
■動作確認編
外観寸法(家庭用ス
ケールを使用しているので誤差があります)
正面
裏面
本体 縦88mm×横35mm×厚10mm
右サイドフック 縦8mm×横3mm×厚5mm(引っ掛け口3mm奥5mm)
USBポート 縦16mm×横26mm×厚10mm
本体カメラ部 縦73mm×横35mm×厚10mm
本体USBポート接続部 縦14mm×横35mm×厚10mm
本体カメラ部とUSBポート接続部の間に1mmの隙間あり。※1
本体USBポート部とUSBポート接続部の間に1mmの隙間あり。※2
※1※2の隙間は筒状のホースで接続され180度回転可能。
レンズ中心部 直径1mm
レンズ枠 直径14mm
操作部分概要
正面中央の逆台形のボタンスイッチ
このスイッチは「FMキャプチャ 1.1B」(ソフトウエアー)にて使用可能
・デジカメモード=シャッターボタン
・録画モード=ビデオ録画ボタン・停止ボタン
上部からフォーカスダイヤル
上部左側VR風スイッチ
このスイッチはFOCUS(フォーカス=ピント調整)スイッチです。左方向へ回転させると
マクロ撮影(5cm程度まで接写可)、右方向へ回転させると無限大(風景撮影)となりま
す。パソコン画面の表示を見ながら手動でピント調整できますが、WEBカメラ等で使用
する場合にはかなり適当に合わせても固定焦点のようにピントが合います。
裏側から分解
構造は写真にあるように、銀色の本体部分と灰色のUSBコネクター部分に分かれます。
USBコネクター部分は専用パソコンのベイに直接接続できるようになっていて、それ自体
が360度回転するようになっています。
銀色の本体分はUSBコネクター接続部分とカメラ基盤部分に分かれていて、そこも360
度回転できるようになっています。2箇所の回転部分があるので、カメラを固定してもカメ
ラの方向を自由に変えることができます。
USBコネクター接続部分は2本のネジで止められています。ツメは下方向に2箇所です。
ネジを外し灰色のコネクターを360度以上回すと簡単にふたが取れます。
この部分はカメラの方向を自由にできるようにする為のジョイントのようです。
USBコネクター部分も分解できます。2本のネジを外すと3つのプラスチック部品の中に
小さな基盤が入ってます。この基盤がミニBタイプのUSBコネクターとなっています。
接続に使われているリード線は 赤■ 白□ 緑■ 黒■ 灰■
の5本です。
正面パネルは本体裏面にある下2本(太いほうのネジ)のネジで開けれます。
上部の小さな2本のネジは背面から基盤を支えています。裏パネルまで外すには全ての
ネジを外す必要があります。ケースは3箇所のツメがあります。ツメはCCDの左右と上部
になります。ツメは浅いので開けるには大きな力は不要です。ツメの部分を押し込んで
ねじるようにすれば簡単に開きます。
少々拡大してみました。5本のリード線を接続するコネクターの配線の色は、
左から(写真で見ると上から) 赤■ 白□ 緑■ 黒■ 灰■
の順番になります。
基板上にはSHARPのTR3Y38MとLR36685が配置されています。左中央のシールドされ
た部分にはnogatechのチップが埋め込まれているようですが正確な情報をお持ちの方は
教えて下さい。
裏面の2本の小さなネジを外すとカメラユニットの裏面が確認できます。このユニットは
2つに分離することができます。左側のパターンのみしか見えないユニットの正面側には
CCDが付いており、左側のチップだらけのボードとコネクターで接続されています。
SHARPのLR38269(右)とOKIの54V162583SL-40(左)が配置されています。
裏面の2個の小さな小ネジはCCDユニットの固定に使われています。
本体基盤のミニUSBポート基盤の接続です。ミニUSBユニットのコネクターへの配線は
コネクターに向かって左から 赤■ 白□ 緑■ 黒■ 灰■
の順番になります。
全てストレートに接続されているのでわかり易いです。
ミニUSBコネクターの拡大写真です。
左側のコネクターのピン配列は、上から 赤■ 白□ 緑■ 黒■ 灰■
の順番になり
ます。USBコネクターへの配線ですが、USBコネクターの端子を上から1・2・3・4としま
す。またコネクターの外枠(GL)を5とします。
1=赤■ 2=白□ 3=緑■ 4=黒
■灰■ 5=黒
■灰■
4と5は結線されています。
これをUSBの規格に合わせますと
1=赤■ Vbus
2=白□ D−
3=緑■ D+
4=黒■灰■ 5=黒
■灰■ GND
になります。秋葉原でカメラ基盤のみ入手された方やUSBケーブルの入手が困難な方
は一般的なUSB−Aタイプ(パソコンのUSB端子)
AタイプのUSBケーブルのコネクターにUSBの記号が印刷されていますが、その記号を
上にして端子正面の左からGND D+ D− Vbus の順番になります。コネクターの
金属枠はGNDになります。5線式のケーブルでない場合にはカメラがパソコンと接続で
きない可能性があります。(注意:USB−Aへのリード線の取り付けは注意しましょう)
ミニUSB端子基盤の裏側です。上から5・4・3・2・1の順番で配線されています。
1・2・3は端子を固定する為だけにハンダづけされていますが、4・5はパターンがつなが
っいるのがわかります。
本体基盤とミニUSB基盤の接続状態です。
付属の注意書きです。FPCCAM01〜04まであるようですが、02までしかわかりません。
もし、03・04をお持ちの方がいましたら情報をいただけると嬉しいです。
注意書きの裏面です。
これはUSBカメラのミニUSB端子に使用できるUSBケーブルです。
サンワサプライKU-AMB18F 富士フィルムのデジカメで使用してる種類の1つです。
パソコンショップで入手しました。
感想
さすが定価19000円のUSBカメラです。25万画素のCCDもWEBカメラ用には贅沢です。
高級なチップ部品で構成された基盤は工夫された筐体に見事に収まっています。
1台は持っていて損はないUSBカメラです。
■インストール編
■動作確認編
▼http://pcele.client.jp/